自然薯に限ったことではないのですが、日々の食事を考える際にカロリーというものを意識している方も多いのではないでしょうか?特に、ダイエット中の方であればついついカロリーをチェックしてしまうということもあるかと思います。ただ、そういった方でも自然薯であれば安心です。というのも、自然薯は思っている以上にカロリーが少ないのです。カロリーの少ない自然薯だからこそ、積極的に日々の食卓に取り入れていきましょう。
自然薯100gあたり、たったの121カロリー
自然薯のカロリーなのですが、結論から言ってしまうと100gあたりたったの121カロリーです。一般的にも自然薯というのは、栄養豊富な食材として知られていますので、その分、カロリーもすごいことになっているのではないかと思われがちです。しかしながら、実際には栄養豊富でありながら低カロリーという理想的な食材なのです。ダイエット中の方であっても、自然薯であれば安心して取り入れることができるのではないでしょうか?
もともと自然薯というのは、それ単体でたくさん食べるものではありません。もちろん、自然薯のフルコースなどを作るとなってくると話は別ですが、そうでない限り自然薯のみと大量に摂取するということはあまりないでしょう。そのため、普段からダイエットなどでカロリーを気にしているという方でも自然薯に関してはそこまでカロリーを気にする必要はないでしょう。
栄養豊富で低カロリーな自然薯は理想的な食材
自然薯以外にも栄養豊富な食材というのはあるものです。ただ、栄養豊富な分、結構なカロリーとなってしまう食材も少なくありません。そのため、栄養豊富で体にいいことはわかっているものの、なかなか取り入れる勇気が出ないということもあるでしょう。しかしながら、自然薯に関してはその心配はありません。先でもお話ししましたように、自然薯は栄養豊富でありながら低カロリーな食材なのです。美容面でも健康面でも大いに役立ってくれる食材です。
自然薯のような理想的な食材というのはそうそうありません。というのも、栄養は豊富だけどカロリーが高いといった「彼方立てれば此方が立たぬ」という食材が多いのです。もちろん、だからこそいろいろな食材を組み合わせていくことが必要になってくるのですが、自然薯は自然薯単体で理想的な食材として存在しているのです。本当に時たましか食べないという方もいるかもしれませんが、これを機会に自然薯を積極的に取り入れていきましょう。
自然薯を取り入れるなら
自然薯というと、やはりとろろにするというイメージが強いかと思います。しかしながら、自然薯を取り入れるにしても常にとろろとなってくると飽きてしまうかもしれません。自然薯のいろいろな取り入れ方を知っておきましょう。
まず、自然薯はお刺身のような形でおいしくいただくこともできます。自然薯を短冊切りにして、生のままで本当にお刺身と同じようにわさび醤油でいただくのもなかなかいけます。短冊切りにした自然薯にだしをかけて、その上に鰹節を振りかけてもいいでしょう。いろいろな調味料で試してみて、自分好みの組み合わせを見つけるのも楽しいかもしれません。
次に、定番のとろろです。すりおろすのは大変かもしれませんが、やはりとろろというのはおいしいものです。いつものご飯でもとろろをかけるだけでサラサラ入りますし、お蕎麦などにもいいでしょう。お鍋にとろろをそのままかけるといった取り入れ方もおすすめです。お好み焼きなどふわっと仕上げたいものでも大いに活躍してくれるでしょう。
あとは、すりおろした自然薯に片栗粉を少し混ぜて団子にするといったこともできますし、海苔に挟んで磯辺揚げにすることもできます。自然薯というととろろのイメージが強いのですが、思っている以上にいろいろな使い方ができるのです。基本的にどのような調理をしても、口当たりが優しいのでするっと体の中に入ってきてくれることでしょう。
ちなみに、自然薯をとろろにする場合、思っている以上の粘りに驚く方もいるかもしれません。強烈な粘りになりますので、さらさらとした感じのほうが好みという場合には出汁や味噌汁で伸ばすようにしましょう。自然薯をとろろにする際には、皮は剥かずにヒゲ根だけを処理してからのほうが風味を楽しむことができます。ヒゲ根の処理に関しては、ガスレンジなどの直火であぶった後にたわしなどのかたいものでよく洗うだけでOKです。皮をむいてからとろろにすると真っ白で綺麗かもしれませんが、自然薯の醍醐味を味わうのであれば是非ヒゲ根の処理だけで皮のままとろろにしていきましょう。もちろん、とろろ以外の調理でも皮つきのほうがおすすめです。